日本将棋連盟がオンライン将棋スクールを開校しました。
子供に将棋を習わせたいと思っても、近所・通える範囲に将棋教室や道場がない場合も多くあります。地方なら尚更です。また、いきなり道場だと負けてばかりで泣いてばかりで続けられないかもしれない…。そんな子供と親の気持ちに応えてくれる形でスタートした日本将棋連盟のオンライン将棋スクール。
動画講座や棋譜添削。生徒の質問への回答や地域対抗団体戦を通しての交流等々…様々なサポートもありますが、50人もの子供と一緒にうける授業だと不安も和らぐのかもしれません。
終盤の詰ませるところだけはしっかりしてる。でも、あまりにも対局経験が少ないから中盤にはもう負けてることが多い。対局をたくさんさせてください。
将棋少女(親?)の課題は…対局機会の創出。
普段は家でひとり詰め将棋の本を読ませているだけの将棋少女。対局は月に1度あるかないか。そんな状況を打破し初段を目指すために、日本将棋連盟のオンライン将棋スクールに参加してみました。
日本将棋連盟オンライン将棋スクールへの参加にあたっての準備や概要について
日本将棋連盟オンライン将棋スクールとは
はじめての日本将棋連盟オンライン将棋スクール
日本将棋連盟オンライン将棋スクール 第1期
日本将棋連盟のオンライン将棋スクールは、ABCDの4クラスで約50名。小学1年生から中学生までの子供たちが集まりました。将棋少女は、モニター対局の成績を含め弱々なので下のクラスからのスタート。
1週目の対局から棒銀の受けがきちんとできてなく苦しみます。1単元は、2講座+2対局が1セット。1か月毎の対局・成績によりクラス移動があるようで、なんとか今のクラスを維持できるように送られてきたレポートや棒銀講座(動画)で復習します。
日本将棋連盟オンライン将棋スクールは、その名の通りオンラインでの将棋をするわけですがオンライン将棋の利点として棋譜保存があります。
大会では、対局後に初手から投了までのすべての手を覚えているのが当たり前の光景だったりしますが、これが級位者の小学生(または、観戦している初心者親将)には厳しく感じます。
弱い分、せめて復習だけでもさせたいのに
復習するための棋譜が作れない…。
忘れていたり間違えたり、作るまでかなりの時間を要してしまったり…なかなか棋譜を残せないのです。残っていても将棋について疎い父親とふたりでは、あーでもないこーでもないと見当違いのことばかりで正解に辿りつけませんが^^;
その点、オンライン対局ならば棋譜が自動で保存されますので安心して復習ができます。オンライン将棋ならではのメリットといえます。
また、日本将棋連盟オンライン将棋スクール(というよりも将棋24?)では、対局後に形勢判断・解析グラフも表示されます。それをみてもなぜ悪いのかわからない将棋少女は、中学生の優しいお兄さんに感想戦で教わったりします。
また、復習用に添削レポートも届きます。大人といえど素人の父親では何もアドバイスできませんが、先生方のアドバイスがあるのでピンポイントで修正できます。
今まで、ほぼ対局をしてこれなかった分を取り戻せるようにと始めさせたオンラン将棋スクール。毎週毎週、泣いて苦しんで「次は失敗しない」と翌週までの目的に。…そうなんですね。これを他の子たちはもっと小さいうちから将棋道場で、教室で。…強いはずです。
そんな子たちに追いつこうと、内容はデコボコながらも次のクラスへ。
日本将棋連盟オンライン将棋スクール 第1期 地域対抗団体戦
日本将棋連盟のオンライン将棋スクールの操作(動画講座視聴、将棋24での対局、ZOOM)にも慣れた頃、地域対抗団体戦の開始が発表されました。全国・海外からの生徒を8チームに分けての対局。
- 北海道・東北連合チーム
- 関東連合チーム
- 東京チーム
- 東海・海外連合チーム
- 北信越チーム
- 関西連合チーム
- 中四国連合チーム
- 九州・沖縄連合チーム
途中経過が発表されるので、教室の掲示板に確認に。
負けても自分が泣けばいいだけの個人戦とは1勝の重みが違います。これまで何度か無理やり団体戦に参加させた時に負けて泣いてご迷惑をかけて…。その時の辛い経験があるからか、練習期間も含めいつも以上に真剣な表情に。
棋譜をみると、中盤にはいつものように押されて辛い展開が続いているのに、最後まであきらめずに頑張り続けた結果…
はぶ校長先生(羽生善治会長)に名前読んでもらえた!
表彰式では、羽生善治会長に名前を呼んでもらえるサプライズまで。
次の団体戦も頑張るみたいです^^
日本将棋連盟オンライン将棋スクール 認定証
「詰め将棋だけ」から「対局」もするようになったといってもすぐに劇的に変わるものではありませんよね。全体的に中盤でひどく失敗している対局ばかり。どうやら「普通の手」「初段なら知ってて当然の手」というのは今でもわからないまま。
上記の「棒銀の添削レポート」のように棒銀の初歩の初歩ですらできませんでした…。第1期もたくさん泣きました。勝てた対局もまぎれた終盤でなんとか拾っただけ。初段まではまだまだ遠い将棋少女。
今回認定された段・級位は…「2級」
日本将棋連盟の将棋スクールからいただいた正式な認定証。小さい子たちに追い越され、同い年の遥か先を走っている子たちの背中はもう見えなくなってしまいましたが、娘なりに一所懸命に頑張った成果なので大事にします。
ゆっくりと歩んでいきます。
はじめての日本将棋連盟オンライン将棋スクール 第2期
初段を目指して第2期も頑張ります。
将棋少女の成績 coming soon…