5歳で10級以上になる方法として、「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」の聡太レッスン、レーティング戦、検討を回していましたが、保育園児の女の子は順調に6級になりました。
次は5級と思っていると…
どうやら、大会に出場することになったみたいです。
初めて将棋大会に出場することになりました
普段、「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」で遊んでいます。
棒銀だけでも突き進み6級になりました。もう少し昇級できそうですが、棒銀が止まったあと攻められて負ける対局がでてきました。保育園児にしては、なかなか攻めは強くなったと思います(棒銀限定)。ですが、守りは弱いままです。
このまま、ゆっくり遊ばせておこうと思っていたら
リクト君いるかもしれなし。大会に行ってみたい!
と、言いだしました。
ふみもと子供将棋教室の「マンガでよくわかる将棋入門」の本を読んで、大会に行きたいという子供の希望を叶えるべく大会を探します。
調べてみると、コロナ禍において中止になってしまった将棋大会も多かったのですが、「さなる杯小学生名人戦」の地区予選は開催されるとの事。
なにせ親子共々初めての将棋大会で、保育園児なので断られるかもしれないと見学について電話したところ、見学のつもりが出場することになりました。
保育園児の初めての将棋大会の様子はこちら
初めての大会に向けて新しい戦法を練習
「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」には、今のところ詳しい戦法の本は入荷していません。
詰め将棋関連の本は何度か追加されていますが…。(今後のバージョンアップに期待です。藤井聡太二冠がタイトルを獲得した際の対局解説本は入荷しています)
なので、藤井聡太先生に特定の戦法を習う事はできないのですが、新しい戦法を練習できないわけではありません。
新しい戦法・手順をレーティング戦で試し、検討で藤井聡太先生に添削してもらいAIにオススメの手順を教えてもらう方法が使えます。
「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」の将棋AIは四段相当の強さみたいなので、短期間でも棋力アップに繋がるはずです。
とはいっても、大会までの期間が長ければじっくり練習できましたが、急遽出場が決まって大会の日は目と鼻の先です。なんにせよ付け焼き刃になりますが、急いで棋力を上げる必要があります。
ある程度将棋が強い子は、対局相手が保育園児の女の子だと
「保育園児だから弱いでしょ。やってきても棒銀だけでしょ。」
と思うはずです。その通りなのですが、棒銀で攻めてみてダメそうな時、次の攻めと最低限の守りがあれば、なんとかいい勝負ができるかもしれません。
ということで、大会に備えて「棒銀」以外の戦法、攻めの形は「右四間飛車」。守りは「エルモ囲い」を練習することにしました。
「右四間飛車」は2筋の棒銀とイメージ的に似ているので、すんなりいけそうな気がします。
「エルモ囲い」も、最短手数でできる舟囲いにひと手間加えるだけで、かなり強力なエルモ囲いが完成します。逆に、矢倉囲いのようにガッチリ組んでからの長期戦は園児には不利な気がします。
「棒銀」、「右四間飛車」、「エルモ囲い」の三つだけをレーティング戦で使い、検討で将棋AIオススメ手順を習得することに。棒銀は棋士藤井聡太の将棋トレーニングでもやりましたし、エルモ囲いも舟囲いを覚えていたのですんなりできました。
問題は、「右四間飛車」。
初手から4筋に飛車を置くべきか、右四間飛車とある程度の間、バレて対策されないように遅らせるべきか。判断基準がわかりません。「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」にも右四間飛車の本は入荷されていません。
本屋さんから「右四間飛車」の本を買ってきて私が熟読しマスターしたのを教える作戦もできますが、今回は時間がありません。
ここは、youtubeにある将棋の動画(右四間飛車)を視聴して、見様見真似で覚える作戦を実行。動画を見るのは勉強にならない。と仰る方もいるかもしれませんが、近くに将棋教室・将棋道場がなく教わる環境がない場合は、貴重な先生役になってくれる事もあります。
「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」のレーティング戦後、検討モードで聡太先生に見てもらい、囲いや飛車の出るタイミングなどAIのオススメの一手、手順に習い修正していきます。
時間的に、エルモ囲いと右四間飛車は序盤の手順を覚えるだけになってしまいました。
新しい攻め方(右四間飛車)にしてからなかなか7級に勝てませんでしたが、それでも大会前日にはなんとか棒銀と同じく6級に勝ち負けできるように。
これで大会にのぞみます。
将棋大会まであと数日…今日も泣いています
今回は、「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」で初めての将棋大会に向けた練習でした。
レーティング戦からの検討モードで、悪手、最善手をわかりやすく教えてもらえるのが効果的で、間違いなく棋力アップになっています。
でも、コンピューター相手でも負けると泣いてしまう臆病な女の子は、勝負事、将棋には向いていないのかもしれません。
泣くぐらいなら将棋しなくていいよ? 何して遊ぶ?
ぐすっ…将棋する…
さなる杯小学生名人戦は、全国大会まであるかなり強豪が集まる大会とは知らず、保育園児が地区予選に出場することになりました。
どうか初めての将棋大会では、泣かずに笑顔で終えれますように。
大会用(持ち時間管理練習)に買った将棋時計についてはこちら。
やっぱり泣いた初めての将棋大会の様子はこちら。