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将棋ソフトに適したCPUとNPS 白ビール・水匠・ぴよベンチで比較

園児にもオススメの将棋ソフトに適したCPUの選び方とNPS 将棋情報

 

将棋ソフトの力を引き出すCPUの処理能力

園児にもオススメの将棋ソフトに適したCPUの選び方とNPS

パソコンの処理速度はCPUに大きく依存し、多種多様な計算に使われます。

こと将棋ソフトに関してもCPUの性能差は顕著にあらわれます。

近年、将棋の研究はパソコンとともに行う棋士も多く藤井聡太竜王もパソコン・AIを活用した研究をしているそうです。

特に、藤井聡太竜王のパソコンはRyzenThreadripper搭載した100万円近い超ハイスペックパソコンと話題にもなりました。(CPUだけで50万円)

 

渡辺明名人も藤井聡太二冠と同じくCPUはRyzenThreadripper3990X、さらにdlshogi(dl系)にも対応する為GPUも搭載し130万円のパソコンを購入したと話題になりました。
NPS(Nodes Per Second=1秒間に読める局面数)は、8000万NPSを超えるほど。

 

なぜ、そこまで高性能なパソコンCPUやGPUが必要なのか?

園児にもオススメの将棋ソフトに適したCPUの選び方とNPS なぜ高価なCPUが必要なのか

将棋の世界でのCPUの役割は、少しでも速くより深く局面を読み、形勢判断のための評価値を表し、最善手は何か、悪手はどこだったのかを見つけるものです。

CPUの性能が高ければより速く深い最善手を示してくれますので、より多くの研究ができることになります。例え、使用している将棋ソフト(白ビールや水匠)を使った研究時間が皆同じだとしても、その限られた時間で、CPUが違えば研究結果に差が出てくるというわけです。

CPUは検討に解析に大忙しです。プロ棋士も含め、将棋を本気で取り組む方はかなり高スペックのCPUを用意されている方も多いのですが、いったいCPUの違いでどれほどの差がでるのか?

CPUによる性能差を図るためのベンチマークソフトウェアがありますが、将棋の研究ではどれほどの差があるのかを図るベンチマークソフトウェアはなかなかありません。
(やねうら王、ぴよ将棋にモードがあります)

当時、棋聖戦「藤井聡太七段 対 渡辺明棋聖」で、AIが6億手読んでようやく最善手に上がってくる手を、藤井聡太七段は23分程で辿り着いてコンピューター超え・AI超えと話題になりました。

CPUによる差がどれほどのものか…。この対局における指定局面を30億手を読ませるまでにかかる時間を実測してみました

「藤井聡太七段 対 渡辺明棋聖」指定局面
CPU30億手を読む時間
ryzen
i7 8700k7分58秒
i5 650020分20秒
ryzen5 4500U16分06秒
i7 7700HQ17分27秒
core m3-7Y3060分04秒

棋聖戦「藤井聡太七段 対 渡辺明棋聖」第2局58手目
(将棋エンジン:白ビール)

 

AbemaTVの形勢判断AIや藤井聡太竜王のRyzenThreadripperの様に、瞬時に数十億の表示はできませんが…、たった1手を読ませるだけでもCPUによってこれだけの差がでてきます。

 

ベンチマークスコアは、メモリー量などパソコンの総合的な性能、またソフトの設定によっても変わります。

 

将棋 CPUのNPS比較

園児にもオススメの将棋ソフトに適したCPUの選び方とNPS 比較

高性能CPUを入手したからといって必ずしも強くなれるわけではないですが、限られた時間の中でより速くより深く最善手を示してくれるのは、強くなる上で助けになるかもしれません。

また、私のような観る将初心者は、プロ棋士の対局をみてもどちらがどのくらい勝っているのかわかりません。将棋放送を視聴者にわかりやすくする為に、評価値だったり%表示が少しずつ増えてきてはいますが、まだまだ表示がない放送もあります。

そこで、こういった将棋ソフトを使うと評価値やグラフでどちらが有利な状況なのか、コンピュータ的な最善手、候補手が表示されるので観戦にも熱が入ったりします。

初心者なうちの将棋少女には、完全に宝の持ち腐れで将棋観戦時の常駐ツールになっていますが、参考までにCPUのおおまかなNPS比較表を宜しければご覧ください。

 

パソコン(CPU)NPS比較表 白ビール
CPU性能NPS
Ryzen
Threadripper3990X
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||60000k
Ryzen9 5950X||||||||||||||||23350k
Ryzen9 5900X||||||||||||||16000k
core i9 10900K|||||||||||||13500k
Ryzen7 5800X||||||||||||11900k
Ryzen5 5600X||||||||||9000k
i7 8700k|||||||6800k
i5 6500||||||4700k
Ryzen5 4500U|||||4100k
i7 7700HQ||||3900k
core m3-7Y30||680k

 

 

スマートフォン NPS比較表 水匠5
ZenFone 9
(Snapdragon 8+Gen1)
2211kNPS
nova3 Kirin970904kNPS
nova3 lite kirin710741kNPS
ZenFoneMaxProM2 SD660716kNPS
nova lite kirin655306kNPS
Luca MT6769 672kNPS
MediaPad M5 lite8 kirin710650kNPS

 

 

また、スマートフォン用将棋アプリ「ぴよ将棋」にも端末の性能を図る「ぴよベンチ」があります。
数値が高いほどスマホの処理能力が高く、同じ級段位でもぴよ達が強くなります。
(ただし、8スレッドまで限定)

スマートフォン/タブレット ぴよ将棋 ぴよベンチ比較表
Zenfone 9 Snapdragon8+Gen11112
Galaxy Z Fold3 SD888984
iPhone se(第2世代)806
Xperia10 Ⅲ SD690580
nova3 Kirin970420
nova lite3 kirin710318
ZenFoneMaxProM2 SD660296
nova lite kirin655166
Luca MT6769351
MediaPad M5 lite8 kirin710275

 

 

園児・小学生低学年に高スペックCPUは必要?

園児にもオススメの将棋ソフトに適したCPUの選び方とNPS 比較 将棋観戦

パソコンのCPU/GPUは毎年新型が発表され性能が著しく向上します。例え最強のCPUを購入したとしても、その最強の座は例年1年程しか維持できず、翌年度モデルでは20%前後の性能UPしたCPUが登場します。

数年後のミドルクラスが数年前のハイクラスより高性能になることもありますので、無理に毎回高性能CPUを追い求めなくとも大丈夫かもしれません。特に園児・小学生低学年のうちは、性能が低い端末が短時間で示す手でも十分強いはずです。

プロ棋士を目指すというのでなければ、園児や小学生低学年には将棋の強さを追求することよりも、将棋を見て楽しさやおもしろさを感じてもらったほうが良いのかもしれません。

そして、将棋観戦用であればエントリークラスのCPUでも十分に役に立ってくれます。今であれば、オススメの観戦用CPUは「Intel Core i3 12100」あたり。ちょっと検討もがんばりたい場合は「Ryzen5 5600G」も魅力的です。

将棋を継続した趣味・または少しだけ速く初段以上を目指すとなった場合には、少しだけ良いCPUを検討してみてもいいかもしれませんね。

 

以上、パソコン(CPU)やスマートフォンのNPS比較でした。
お持ちのパソコンの調整や、検討用・将棋番組観賞用パソコンの購入の際に参考になれば幸いです。

 

□AMD Ryzen5000シリーズ最高峰 Ryzen9 5950x

□Intel 第12世代最高峰 Core i9  12900k

□AMD Ryzen5000シリーズミドルクラス Ryzen5 5600x

□Intel 第12世代エントリークラス Core i3 12100

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