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『激指15』と『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』 10級比較

激指15対棋士藤井聡太の将棋トレーニング 比較 10級対決 将棋情報

 

将棋大会 デビュー基準は10級?

激指15対棋士藤井聡太の将棋トレーニング 比較 10級対決

強さの指標となる将棋の段級位。
近くに通える将棋教室・将棋道場がない場合、認定されないので当然ありません。

となると、遊んでいる将棋ソフト内での段級位で自分の強さを知ることになります。

将棋少女は、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』のストーリーで20級から始めました。

10級になる頃、初めての大会に申込みしてしまいまして、反則負けという級位とは関係ないところで負けてしまいましたが…(そういったところも含めて棋力なのかもしれません)

ともあれ、10級で棒銀など一つの戦法を覚えていれば楽しめるのが、初心者大会。

ストーリーをクリアして10級以上になったら、実際の棋力はともあれ将棋を指せるようになるので、10級というのはスタートラインのような位置であり、将棋の世界が広がる級位でもあります。

 

ところが、同じ10級なのに『激指15』の10級には全然勝てません。勝てなすぎて泣いてしまうこともあります。

というのも、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』は初心者向けとして非常に優秀な将棋ソフトですが、初心者を楽しませることを優先するあまり対局CPUの大駒は、当てられても逃げない大駒サービスが7級付近まで多々あります

もちろん、序盤で簡単に大駒を手に入れれて楽しくどんどん攻め指せるのですが、大会だと序盤で大駒を逃さない子はほとんどいません。同じ感覚で大会に臨むと、大駒をなかなか捕まえられなくて戸惑うことになるかもしれません。

 

『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の強さは 他の将棋ソフトと同じではない?

激指15対棋士藤井聡太の将棋トレーニング 比較 10級対決

ということで、気になりましたので少し確認してみます。

激指15』 対 『棋士藤井聡太の将棋トレーニング

市販将棋ソフトの中でも、強さと機能性が高い『激指15』と比較してみます。
棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の大駒サービスを知っているので、『激指15』の強さが勝ると予想ですが…

激指10級 対 将トレ10級

10級対決。先後合わせて10局。やはり『激指15』の勝利、10連勝となりました。

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』序盤の大駒サービスの影響で、早々に勝負が決着することが多く明らかに差があります。

では、『激指15』の10級は『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の何級相当の強さなのでしょうか?

 

激指10級 対 将トレ9〜7級

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』のCPUを9級8級と上げてみましたが、どちらも『激指15』の10戦全勝。

7級に上げてみると少し状況に変化が。『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』のCPU(7級)が序盤優勢に進めることが増えてきました。それでも終盤逆転され『激指15』の10戦全勝。
どうも序盤優勢に見えても、中々玉を詰ませにいかない為(寄せが調整されている)、終盤逆転されてる印象。

 

激指10級 対 将トレ6級

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』を6級に上げると、『激指15』の10級は10戦4勝6敗と負け越しました

『将トレ』は、戦型によってはまだ終盤まで一気に持っていかれますが、それでも勝ち切ることが増えます。どうやら、このあたりが『激指15』の10級相当の棋力にみえます。

 

激指15(10級) vs  将トレ 比較
将トレ級位 先手 後手
10級 ○○○○○ ○○○○○
9級 ○○○○○ ○○○○○
8級 ○○○○○ ○○○○○
7級 ○○○○○ ○○○○○
6級 ×○○×× ○××○×

 

『激指15』と『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』 10級比較対局 まとめ

激指15対棋士藤井聡太の将棋トレーニング 比較 10級対決

激指15』と『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の対局結果は、10級対決では激指15が圧勝。『将トレ』を8級にしても同様。7級にするとリードする場面もありますが、それでも終盤に逆転負けが多く激指15の全勝。

棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』を6級まで上げると『激指15』10級に勝ち星をあげ、良い勝負をみせるようになりました。

この結果から、確かに『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の10級と『激指15』の10級では強さに明らかな差がありました。

 

では、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』では強くなれないのかというとそんなことはありません。むしろ、初めて(駒の動かし方から)将棋を覚えるには『激指』は厳しいでしょう。

確かに、強い対局相手に勝てるようになった時には棋力が向上したと言えますが、そこに辿り着くのは楽しくゆっくりでも良いのではないのか。楽しく長く続けられる事、重要なのは対局相手の強さだけではないという事。

 

泣き虫な二歩姫(将棋少女)は、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』の聡太レッスンを受け初心者大会ではありますが、少しずつ楽しめるようになりました。
聡太レッスンだけでも続けると、将来開花するかもしれません。

 

コンピュータの強さは二の次で、初心者にとって楽しく対局できるというのは成長のカンフル剤

強すぎる将棋ソフトは、一つ一つの階段が高すぎて壁になってしまうこともあります。駒の種類、駒の動かし方から教えてくれて階段をテンポよく上がれる『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』は、初心者がゼロから将棋を覚えるには間違いなく最高の将棋ソフトです。

 

今回は『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』と『激指15』の10級付近の強さを検証しました。

結果は、『激指15』の強さが目立つ結果となりましたが、コンピュータの強さを競っているわけではなく、初心者にとって相手がいくら強くても楽しくないと続かないものです。それに『激指15』との強さ比較で7級あたりまでがゆるいだけで、『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』のCPUもちゃんと強くなっていきます。

将棋の楽しさを感じながら、ゆっくり強くなるための将棋ソフトが『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』です。逆に、将棋の棋力がある程度ついてきてより対局・大会で勝てるようにと、強さ(棋力)を基準にしているのが『激指シリーズ』な気がします。

どちらも非常に優れた将棋ソフトです。お子さんの成長に合わせて使い分けるのが良いかもしれません。

 

試行回数は多くありませんので、対局回数により異なる結果になる可能性もあります。
また、ハードの性能が固定されていてAIの設定等ほとんどできない『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』に対して、『激指15』はパソコンのCPU性能、マルチコア対応や設定によって同級でもかなり棋力差が現れます。ご使用のパソコンにより結果が大きく異なる場合もございます。あくまで、結果の一つとしてご参考ください。

*初段付近の対局比較は後日

 

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