はじめてのJ:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会　

記録的な暑さが続いている７月ですが、一通の通知が届きます。

３月のライオンのグッズ買いに行こうか？

行く！

「3月のライオン」のおでかけニャーしょうぎで将棋を始めた将棋少女は、ふたつ返事で喜びます。

子どもが将棋をするようになってまだ親将歴は浅いですが、大会の優勝者が代表として全国大会に出場できる大きな大会がいくつかある事を知ります。

今回連れて行こうと思っている場所は、そんな全国大会に繋がる将棋大会『J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会』だったりします。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会とは

J:COM杯３月のライオン子ども将棋大会は、その名の通り羽海野チカ先生の将棋マンガ『3月のライオン』とコラボした将棋大会。素敵な3姉妹と美味しそうなお菓子がでてくる3月のライオンから将棋を知ったという将棋女子も多いのではないでしょうか。

全国各地で地区予選大会が開催され、それぞれの代表者が東京将棋会館で行われる全国大会に出場できます。全国大会に繋がる大会というだけで、レベルが高い大会とわかるのですが…。

実はこのJ:COM杯３月のライオン子ども将棋大会は、小学校・中学校混合大会。当然ながら、中学生と一緒に戦う事になります。新型コロナ禍前は、親睦クラスがあったようなのですが今年は（東北会場は？）「全国クラス」のみの募集。

セリ画伯の王様ニャー

そんな事とは知らず、3月のライオンのグッズ目当てに楽しみにしている将棋少女。

初参加なので、実際にはどういった大会なのかよくわかりませんが『3月のライオン』の名を冠した大会というだけで子供はわくわくするようです。きっと、王様ニャーがいて、歩ニャーの消しゴムだったり付箋等の限定グッズがあるかも？　王様ニャーとだって写真が撮れるかもしれません。

初めてのJ:COM杯3月のライオン子ども将棋大会に向け、会場を調べます。東北会場は、仙台の「産業見本市会館　仙台サンフェスタ」。

持ち時間5分の秒読み30秒の早指し大会ですが、募集人数が60人と少なく抽選を突破するのが第一関門。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会　当日

7月29日。
J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会の会場、産業見本市会館サンフェスタに到着。仙台駅からも近く、車の場合は平面駐車場も立体駐車場も隣接しているので問題なし。コンビニもすぐなので、軽食の用意も問題ありません。

受付して中に入ると、席番が伝えられすぐ座席に案内されます。どうやら、抽選はなく事前に対局相手が決められていたようです。会場入り口横には、東北大会60名のトーナメント表が貼りだされていました。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会について、ルール説明・注意事項を聞いたあと早速対局が始まります。早指しができない将棋少女に、持ち時間5分というルールは厳しいのですが何事も経験。

周りの組は、お互いに早指しに慣れているのか次々と対局を終えます。将棋少女は、持ち時間の5分がなくなり、秒読みでなんとか耐えている状態。考えるのが遅くて、やっぱり最後の一組に。途中、行方先生に見られているのも気づかないままに、終盤突撃します。

到着してすぐ対局でしたが、少し落ち着いた将棋少女は周りをみて聞いてきます。

小学生の大会？

気づいてしまいましたか。この『J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会』は中学生まで出れる大会。当然、頭2個分は大きいお兄さんたちがたくさんいます。身長だけの話ではなく、棋力的にも相当差があり落ち着いて構えられると、将棋少女の突撃なんて通用しません。

大丈夫。

負けても勉強になるから、気にしないで頑張っておいで。

それで「失敗したな」ってところだけ覚えてきてね。

あとで一緒に復習。

そして、頑張った後は3月のライオングッズを記念に買っていこう！

うん！

格上の高学年・中学生ばかりという現実から逸らすための作戦。対局を終え会場を一周してきた将棋少女が深刻そうな顔で戻ってきます。

３月のライオンのお店ないよ！！

どうやら『3月のライオン子ども将棋大会』では、物販コーナーはなく記念品を購入できない模様。そうとは知らず、当選通知が来てからずっと3月のライオングッズで誘導してきましたが、これが悪手だったようです。

どうか皆様は、3月のライオンが大好きなお子さんを限定グッズで釣らないよう…。

とりあえず、会場を周りアンケートコーナーは発見。

将棋少女がどうぶつ将棋コーナーに向かっている間にトーナメント表を確認。すると、周りの保護者の方の会話が聞こえてきます。

「あの子がテーブルマークで優勝した子。で、隣の子が前の年の優勝した子。」

「ほら、あの子が研修会の…」

親将歴が浅い私は、どの子がどの子かまったくわからないですが、どうやらテーブルマークこども将棋大会の歴代優勝者や研修会生と全国区の強い子がたくさん参加しているようです。抽選にしては、強豪が揃いすぎている気もしますが、全国大会への代表を決める大会なので経歴であったり申込時の申告段位を参考にしているのかもしれません。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会は、勝つと●シール。

初めてのJ:COM杯3月のライオン子ども将棋大会は、2回戦負けで終了。持ち時間５分と少ない中で、できる限りの攻めを考えてそれでもやっぱりお兄さんには通じなくて帰ってきました。

J:COM杯　3月のライオン子ども将棋大会　指導対局

J:COM杯３月のライオン子ども将棋大会には、指導対局コーナーがあります。ただし、全員ではなく抽選。どうやら受付時に当選した人には指導対局券が渡されていた模様。行方尚史先生、小山怜央先生、山根ことみ先生の姿がありました。

受付で何かもらった？

？？？

どうやら事前抽選でハズレていた模様。抽選式指導対局はこれまで一度も抽選に当たっていないのは、もっと駒落ちを練習してから参加しなさいというお告げなのでしょう。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会　撮影会

３月のライオン子ども将棋大会には、記念撮影会が設けられていました。

大会で負けた後はいつも泣いているので写真が残っていない事が多いのですが、今回はパンダも一緒に写れると野望を胸にまだ泣いていません。ステージに上がると、恐れ多くも行方先生と何やら楽しそうに会話しています。

先生「さっきの対局だけど、あの局面で銀を・・・」

ずっと気にかけてくださっていたのか、対局の振り返りでした。

小山怜央先生と山根ことみ先生も、パンダを大事に抱えている…むしろパンダの撮影がメインと思っている将棋少女に優しくしてくださって、このあと一緒に撮影できました。

ありがとうございました。

3月のライオン子ども大会　抽選について

J:COM加入者のみ　当選するのでは？

3月のライオン子ども大会は、J:COM様が主催ですので、J:COM加入者だけが当選・参加できるのでは？　と噂がありました。申込欄にJ：COM加入有無の入力がある為ですね。

将棋少女は、J:COM未加入での申し込み。要項にも記載あったとおり、未加入でも当選するようです。

段級位が高い方が当選しやすいのでは？

段位欄に「なし」と記入した将棋少女が当選しましたので、一応「段位なし」でも当選するようです。ただし、現場の状況としてテーブルマークこども大会入賞者や研修会生等々、有段者が多いように感じましたので、ある程度の抽出枠はあるのかもしれません。

J:COM杯3月のライオン子ども将棋大会を終えて

今回、J:COM杯３月のライオン子ども将棋大会に参加してきました。

普段は、対局を怖がって避ける傾向にある将棋少女ですが、3月のライオン効果で珍しく前向きな姿勢での大会参加でした。会場には、3月のライオンの立ち読みコーナーであったり看板であったりと３月のライオンの雰囲気を随所に感じる事ができます。注意点は、3月のライオンのグッズ販売はありませんでしたので、それで子供を誘うのは悪手になります（反省）

J:COM杯３月のライオン子ども将棋大会（東北）は、全国クラスのみの開催。そして、テーブルマークこども大会のさらに上をいくハイレベル。というのも、テーブルマークこども大会の歴代優勝者・入賞者や研修会生、そしてかつてテーブルマークこども大会に出場し成長した中学生が多数参加しています。

優勝者は全国大会へ進める大会なので、当然といえば当然。交流戦があれば違ったのかもしれませんが小学生高学年・中学生の強豪が集まる中、予選落ちばかりの将棋少女には早すぎました。それでも、プロを目指している強いお兄さん・お姉さんとの対局は、非常に勉強になりますので参加させるべきと感じます。

きっと親善対局も含め自分より強い人との対局が、次の大会やこれからの力になるはずです。とはいえ、このJ:COM杯3月のライオン子ども将棋大会は、参加する為の第一関門『抽選』が厳しいのですが＾＾；

親善対局コーナー：お兄さんやお姉さんに教えてもらいました

棋力的にはまったく通用しませんでしたが、どうぶつしょうぎコーナーや写真撮影、おかしをもらったりと楽しんでいたようです。

今日はどうだった？楽しかった？

楽しかった！
でも、３月のライオングッズなかったの残念だったね

そうだね

一つの可能性に気づきます。もしかしたら…

「代表になって全国大会にでたら３月のライオングッズあるのかも？」

それを言うとまた泣かれる気がするので、そっとしまっておきます。
それでは、またどこかでお会いできましたら何卒宜しくお願い致します。