第36回おいらせ全国将棋祭り
全国将棋祭りは、毎年8月中旬から下旬にかけて、青森県おいらせ町で開催されている将棋のお祭りです。人間将棋やプロ棋士、女流棋士による指導対局、将棋大会などたくさんの将棋のイベントがあり全国各地から将棋ファンが集まります。
2020年の『おいらせ全国将棋祭り』は、新型コロナウイルス感染症の影響により残念ながら中止。
今年2021年は、規模を縮小しての開催。人間将棋や、プロ棋士、女流棋士による対面での指導対局、倉敷藤花公式戦は中止になりますが、オンライン指導対局・大山十五世名人杯争奪将棋大会は行われるそうです。
オンライン指導対局は、若干名の受付。残念ながら、テーブルマークこども大会の指導対局に続き、またしても参加できそうにありません。
来年、指導してもらえる時には教えていただいたことを全て吸収出来る様、棋力をあげておきたいと思います。
(まずは、二歩から卒業させるほうが先決なのですが…
また、間近で女流棋士の対局を、女の子として将棋を続けた先の世界を見せることが出来なくなるのも残念です。
第32回大山十五世名人杯争奪将棋大会
『大山十五世名人杯争奪将棋大会』は、大山名人ゆかりの地として「全国小学生倉敷王将戦」や「倉敷籐花戦おいらせ対局」等の様々な将棋大会が行われているおいらせ町(旧百石町)で、毎年8月に開催され県内外から強豪が集まる全国規模の将棋大会です。
大山十五世名人杯争奪将棋大会 | |
有段A組 有段B組 無段の部 |
受付:12時~12時30分 対局:13時~ |
小学生の部 小学生新人の部 |
受付:8時30分~9時10分 対局:10時~ |
対局 | 持ち時間10分、秒読み30秒 4人一組リーグ予選・決勝トーナメント方式 |
賞品 | 有段A組優勝 :五段位免状 有段B組優勝 :三段位免状 無段の部優勝 :初段位免状 小学生の部優勝:一級認定証 |
もちろん小さい女の子が出場するのは新人の部。級位、段位獲得戦でもない初心者クラスです。
初心者クラスといえども全国と名がつく大会。駒の動かし方を覚えたばかりの子はほとんどいないでしょう。
ひとつ上の部では、優勝者には1級が与えられるので恐らく2〜4級の人が出場。
となると、新人の部は初心者から5級までぐらいが対局することになりそうです。
また、初心者クラスとなると棒銀が多いと思われるので棒銀対策の復習をします。
今回、『大山十五世名人杯争奪将棋大会』までに練習する戦法は、横歩取り。何を覚えるかは自由にさせてますが、飛車先を伸ばしてからの戦いが楽しいみたいです。
逆に角交換を自分からしたことは1度もありません。実家で祖父に角交換で負けまくっているせいで角交換戦法には良いイメージがないみたいです…。
おじいちゃん、いつもすぐ角交換してくる! もう!!
将棋道場に毎日のように通っていたら先生にもっとたくさんの事、戦法、知識を教えてもらえて強くなれるのかもしれませんが、将棋道場に通っていない小さい女の子は、自宅で
『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』で、AIテオとオススメの手順を勉強するのみです。
棋士・藤井聡太の将棋トレーニングに戦法書が入荷してほしいこの頃です。
全国将棋祭り 大山十五世名人杯争奪将棋大会でお会いする皆さんへ
少し遠いですが、全国将棋祭り・大山十五世名人杯争奪将棋大会に申し込んでみます。
きっと、当日いろんな将棋の初めてに遭遇して戸惑うはずです。
もしかしたら、涙を浮かべているかもしれません。
この辺で将棋部がある学校は聞いたことがないですよ。
保育園の学童さんに将棋ができるお友だちがいなくて、先生に確認してみましたが近隣の小学校でも将棋部がなくて…。父親としては、大会を通じて将棋で一緒に遊んでくれる友だちができればと…。
まだ小さくて少し臆病な女の子です。将棋大会では、泣いてご迷惑をお掛けするかもしれません。何卒、宜しくお願い致します。
大会…中止になっちゃう?
直近の大会が全部なくなって、将棋へのモチベーション維持の為に無謀にも挑戦した
『ムアツプラス杯第53期女流アマ名人戦』についてはこちら
大山十五世名人杯争奪将棋大会 当日
延期になりました orz
延期されていた『大山十五世名人杯争奪将棋大会』は、新型コロナウイルスの影響と、天候が雪で荒れていたこともあり参加者は例年より少ない状況とのことですが、11月末に無事開催されることになりました。
大会!
大会で頑張るとご褒美もらえると考えてるフシがありますが^^;
駒の動かし方を覚えたばかりの保育園児だった娘が初めて出場した将棋大会が『さなる杯小学生名人戦 地区予選』。反則負けで大泣きした初大会ですね。あれからまだ一年経ってないですが、やっと戻ってこれた感じがします。
対局会場は、隣の大きい施設に変わりましたが、審判長や指導員・スタッフの方は同じ方がいらっしゃいました。他の大会だと知っている人がいなかったので、大会会場につくと怖がるのですが、今日はニコニコしています。
久しぶり!元気だった?
寒いのに、遠くから大丈夫だった?
「さなる杯小学生名人戦地区予選」の時もそうでしたが、皆さん、暖かく声をかけてくれます。
こういった優しい応対が、臆病で泣き虫な娘でも将棋を怖がらず続けられている要因なんだと思います。
体温を測定して健康シートを提出。受付では大好きな抽選をします。
7番だったよ!
上のクラスや大人の部は午後からの分散開催。なので周りは子供だけ。それでも、ほとんどが学年上の子たちなので心配です。
対局開始前に審判長からルール説明があります。
審判長「二歩や成り間違いは即反則負けになるから気をつけるように!」
胸が痛いお言葉です(汗
二歩はしないこと!
うん!
相手の手を見てから自分の手を指すこと!
うん!
新型コロナウイルスの影響で、対局会場には入れません。まだまだ対局数は少なく、色んな事を忘れたりしますので、対局前におさらいして会場に入っていく娘を見送ります。
大山十五世名人杯争奪将棋大会 対局開始
3回戦 保育園児 振り駒デビュー
席についてから相手が年長さんと気づいたらしく、初めての振り駒。戸惑いながら駒を集めます。
シャカシャカと駒を振って笑顔です。念願の振り駒ができてすごく楽しそうな姿を見て、それだけで今回参加して良かったと思います。
(振り駒の正しい手順は勉強します)
初めて自分より年下の子。保育園年長さんぽくかわいいのですが、勝っても負けてもどっちかが泣くと思うと…。
対局の方は、棒銀をしっかりガードして勝利に繋げましたが、相手の子は泣きません。
去年の今頃、うちの娘は同じ保育園児でしたが駒の動かし方を覚えたばかりくらいでまだ5回ぐらいしか対局したことがなくてすぐ泣いてましたね。
きっと来年は強敵です。
6回戦 三年生
ここまで全勝同士の対局。相手の子は、三年生の男の子。
三間飛車からの攻めが続いているのか、長い間自玉周りを見ています。遠目からは盤面の詳細が確認できず心配でしたが、暫くしてからどうやら詰ませることができたようです。
一対局終えるごとに、
トイレは大丈夫? 寒くない? 眼は乾いてない? 二歩に気をつけるんだよ? 持ち駒も、盤全体も見てね?
と、心配しすぎな親でしたが、なんとか全7回戦を全勝で終え優勝することができました。
大山十五世名人杯争奪将棋大会を終えて
今回の大会は好条件が揃っていました。
- 開始時、時計なし(時間経過で設置)
- 子供だけの空間
- 知っている人がいる
といった安心感からか実力以上の力を発揮できたのだと思います。
特に対局時計は、時計を気にしすぎると考えずに指してしまうし、じっくり考えると一手3分や5分も考え込んでしまうのですぐ時間がなくなり、いっきに弱くなります。
もっと時間の使い方に慣れないといけないのですが苦手なまま。
開始時、対局時計設置なし大会は多くないみたいなので、どうにかしないとこの先は大泣きの連続になってしまいます。
とはいえ、今回は反則負けで大泣きした初大会(さなる杯小学生名人戦地区予選)から成長した姿を見せることができて、娘も少しは恩返しできたのかな?
今回の優勝で少しは自信がついて泣かなくなるのかな?
(そんなことありませんでした)
少し残念だったのは、対局の棋譜をとれなかったこと。
普段、対局できない分しっかり復習したかったですね。
(まだまだ初心者のようなもので、初手から並べ直すとかできません)
プロを目指す環境に身をおいている子は、既に初段以上になっている話を耳にします。都会だと毎週の様にどこかで大会があり、成長できる機会が多く切磋琢磨する仲間とどんどん先に進んでいるのかもしれません。
今回の大会は、初めてのリアル大会優勝と初めての振り駒で初めて泣かずに終えれた大会でした。
振り駒楽しい♪
振り駒してる横顔可愛い♪
そんな些細なことで喜んでいる親子です。平凡な娘は、本人の資質的にもゆったりと初段を目指す事になりますが、無理のない範囲でも将棋は楽しめるという参考になれば幸いです。
それでは、またどこかでお会いできましたら、まだまだ泣き虫な娘ですが宜しくお願いします。
初めての連日大会の様子はこちら