5歳の女の子が将棋をはじめました。
ニャー将棋から始まり、KUMONのNEWスタディ将棋セットで、将棋を楽しんでいるようですが、ちゃんとしたルール・戦い方を教えた方がいいのか悩みます。
将棋に限らず、習い事でどこまで本気で親がサポートすればよいのか?
子供と一緒に24時間、いつでもどこでも将棋をしてあげることができればそれが一番なのですが、普段は仕事で一緒にできない自分の代わりに一緒に遊んであげる、強くしてあげることができる存在が必要になってきます。
将棋環境が身近にあるかどうか
通っている保育園のお友達で将棋を指せる子はいませんし、近隣小学校で将棋部はありませんでした。
今の時代、インターネットを介して様々な将棋対局が行われているので、インターネット将棋を行えば家にいながら5歳の女の子とも対局してもらえる相手がいるかもしれない。
ですが、駒の動かし方を覚えたばかりの子が
「一方的に負けてしまい怖がってしまわないか、将棋を嫌いになってしまわないか?」
…うちの子は臆病なので、対局を体験させるのはまだまだ早い気がします。
かといって、家の近くには将棋のプロの先生はいらっしゃらず。
よしんばいたとしても将来プロになるかどうかも分からない、将棋覚えたての興味を持ってるだけの子供に教えてくださいとは到底頼めるものではないです。
となると、やはり家で練習しかなさそうです。
5歳の女の子の将棋自習本
ニャー将棋とKUMON NEWスタディ将棋で、ある程度将棋の駒の動かし方が分かったら、次は上手な戦い方、勝ち方を学ぶことだと思います。
将棋の本かゲームソフトでの勉強になりますが、なんと言っても5歳の子なのでまだ漢字が読めません。ひらがなも全部は微妙です。
果たして、親が仕事中に幼児が一人である程度強くなれるものがあるのか?
ふりがなつきの初心者本
まず、本屋さんでも将棋初心者用の本はならんでいます。
ですが、基本的に小学生以上を対象としている本がほとんど。ふりがなが無い本もありますし、親がそばで読み聞かせて進まないといけないタイプが多いです。
本屋に並んでいる将棋本の内容ですが、
- 将棋の駒の動かし方などが主な初心者向けの本
- 定跡の最新型や手筋などの玄人向けの本
との2極化しています。
駒の動かし方を覚えた後の、ステップアップに焦点を当てた本はあまりありません。
定跡や手筋の本は、もちろん漢字が多用されています。
詰め将棋ならという話がありますが、詰め将棋本は解説ページがやはり漢字が多用されて解説されていますので、なぜそうなるのか、どういう意味があるのかを幼児が一人で自習するには厳しい気がします。
*あくまで、園児・幼児用の自習に焦点をあわせています。
漢字が読める小学生向けの素晴らしい本はたくさんあります。
5歳の子(幼児)が自習できる将棋ソフト
ゲームソフトといっても、最近の将棋ソフトはすごいらしいです。
何がすごいかというと、プロ棋士より強いとか…藤井聡太二冠も研究に使っているとか…。
現在、将棋のソフトと検索して調べてみるとでてくるのは、将棋大会優勝何回!といったAIの強さを追求した、将棋の高段者・玄人向けの研究ソフトが出てきます。
一般人がそんな最強将棋ソフトを使っても、将棋ソフトが示す手は意味不明で理解不能に陥るだけです。
まだ5歳の子なので、幼児にもわかりやすい音声解説があって、文字はひらがな・もしくは完全ふりがなつきの初心者向けの将棋ソフトはないかと、「初心者」ワードを追加して検索。
棋士・藤井聡太の将棋トレーニング
初心者用・入門将棋ソフトとして第一候補にあがるのは『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』
この棋士藤井聡太の将棋トレーニングは、幼児でも親しみやすいイラストで、音声解説・ふりがな対応している将棋ソフトです。
初心者を中級者に導くというコンセプトのもと、将棋をまったく知らない子供でも、ストーリーを進める事で基礎を覚えることができ、詰め将棋問題集や手筋書、囲い入門書等のゲーム内書籍による自習が可能です。
書籍といっても、ゲーム内でグラフィカル(動画のよう)に動きますので、実際の駒の動きが非常にわかりやすいのが特徴的。
レーティング戦の後には、AIに解析してもらい悪手や疑問手、その場面ではどう指すと良かったのかAIのオススメ手順を示してくれます。
さらに、書籍や対戦結果により自分のレベルに合わせたレッスン問題が作成され、ミスからも学べるフォローアップ。
随所に藤井聡太先生が登場し、褒めてくれたりアドバイスが聞けるので、まるで藤井聡太先生に指導してもらえるような優れた将棋ソフト!
開発者からは、ストーリーモードをクリアするとおよそ10級相当の強さになれるとのこと。
そして、将棋ソフトとしては入門用となっていますが、強さは4段クラスまであるので長く練習することができる点もポイントです。
藤井聡太の将棋トレーニングでやる気Up!
ということで、小学生だったらもう少し本の選択も広くあったのですが、5歳の女の子は将棋のゲームソフトで『棋士・藤井聡太の将棋トレーニング』ステップアップを目指すことになりました。
パッケージを見せると
藤井聡太先生に教えてもらえる♪
と、いまから目を輝かせています。
デメリットは、プラットフォームは任天堂Switchのみという点。個人的にはパソコンでプレイしたいですが、子供にはマウス操作は難しそうなのでSwitchで良かったのかもしれません。
レベルにあった問題を自動生成してくれて、基礎一つ一つを丁寧にゆっくり解説。
親が不在の時に、先生として子供を楽しませながら強くしてくれそうな将棋ソフトとしておすすめです。
(もちろん、父親は威厳の為に影で猛特訓しているのは内緒です)