日本将棋連盟オンライン将棋スクールとは
コロナ禍を経て、将棋のオンライン教室や動画講座も増えてきましたが、2024年7月に日本将棋連盟のオンライン将棋スクールが開校します。
この日本将棋連盟『オンライン将棋スクール』は、小・中学生を対象にビデオ通話とオンライン将棋サイトを用いて指導いただけるというもの。
- 棋士出演コーナー
- 対局棋譜の添削
- 地域対抗団体戦
羽生善治会長やトップ棋士が出演し、将棋講座や質問コーナー、昇級者への表彰等々。日本将棋連盟が渋谷校等で行っている将棋教室のオンラインVerと思われますが、地域対抗団体戦という新しいコンテンツも!
子供に将棋を習わせたい…
でも、通える範囲に将棋教室がない ><
そんな親将のニーズに応えてくれるオンライン将棋スクールを日本将棋連盟が開校してくれます。棋力アップはもちろん、将棋を通して交流できるのが良いですね^^
日本将棋連盟オンライン将棋スクールの準備
日本将棋連盟のオンライン将棋スクールは、3つのツールを使います。
FAMcampus
日本将棋連盟のオンライン将棋スクールは、オンライン上(FAMcampus)に教室が設けられます。
FAMcampusは、仮想空間の学校でアバターを活用して行動します。教室や対局室に移動して、授業の合間など生徒や先生との交流ツール。ちょっとした、未来の学校生活かもしれません。
(上図は、1時間も前にログインして一番前の席で授業を待つ将棋少女)
将棋24 子供道場
オンライン将棋スクールの対局は、『将棋倶楽部24 子供道場』で行います。
日本将棋連盟から「将棋倶楽部24子供道場」の参加アカウントが配布されますので、将棋倶楽部24のアカウントを作成していない将棋少女でも大丈夫そうです。
将棋倶楽部24の操作ボタンの場所を覚えておかないと、思わぬトラブルになるかもしれませんので、操作方法説明書を熟読しましょう。
(将棋倶楽部24では、二歩もできてしまうのでしょうか…?)
ZOOM
オンライン上の会議・授業に必要な定番ツール『ZOOM』
FAMcampus上でZoomにアクセスして授業をすることになります。
日本将棋連盟オンライン将棋スクールの内容
FAMcampusで日本将棋連盟オンライン将棋スクールにログインすると、エントランスにスケジュールや手合表があります。(詳細については後程)
スケジュール
17:30 | 教室 | はじめのあいさつ |
教室 | 講座 | |
対局室 | 対局 | |
教室 | 講座 | |
対局室 | 対局 | |
18:55 | 教室 | おわりのあいさつ |
将棋連盟オンライン将棋スクールでは、教室にて挨拶・連絡事項・表彰などから始まり、『講座・対局・講座・対局』と2回ずつ行なわれます。授業時間は、17時30分から19時まで。
対局が速く終わった人は、FAMcampus内の掲示板に貼られた詰将棋の問題前に集まったり、自由席でフリー対局していたりしています。
一クラス50名ほどの教室で、第1期は水曜のみでしたが第2期からは土曜コースも追加。授業が終わると、先生方に添削されたレポートが送られてきます。また、戦法の選択であったり個人的な局面での指し手など、質問コーナーに寄せられた内容にも返信があります。
月謝・授業料
日本将棋連盟オンライン将棋スクールの月謝・授業料は月8,000円(税抜)です(2024年開始時)。棋譜添削レポートであったりオンライン講座視聴であったり、オンライン授業特有のメリットもありますが、何よりも、全国どこからでも同年代の子供たちと一緒に将棋授業を受けられるのが最大のメリットに感じます。
日本将棋連盟子供将棋スクールとの比較
オンライン将棋スクール | 渋谷校 | |
入会金 | — 円 | 5,000円 |
月謝 | 8,000円 | 7,000円 |
授業回数 | 毎週 | 隔週 |
対局 | 将棋倶楽部24 | 対面 |
日本将棋連盟オンライン将棋スクールに参加してみて
日本将棋連盟オンライン将棋スクール開校に先立って、モニター募集(βテスター的な)がありました。オンラインで行われる授業や対局をオープン後にスムーズに進行するための練習会のようなものでしたが、そこで将棋少女はたくさん負けます。
先生方はよく見てらっしゃいます。棒銀を受ける基礎もできていない姿をみて判断されたのでしょう。スクール開始時のクラス分けでは、4クラス(ABCD)のうち下のほうのクラスからスタートとなりました。
対局は「秒読みなしの切れ負け」ルール。元々、早く考えることができない子です。10分の持ち時間大会でも7分以上も差がつくことも多数。時間大差になると「もう勝てない」とわかってはいても何を指していいかわからず…
対局回数が少なすぎる。もっと対局させてあげて
先生方や段位者の方からすれば簡単すぎるところで、ぴたっと手がとまります。そんな将棋少女の姿をみて「普通の手を指せばいいだけ」「対局が少なすぎる」と助言をいただきます。
実際その通りで、年に10回程しか対局に連れていけてない親(私)が悪いのですが、対局経験の少なさからくる弱さが目立つのだそうです。そんな状況を打破しようと、将棋少女は画面越しに泣きながら頑張っています。
対局機会の創出。日本将棋連盟オンライン将棋スクールは、通える範囲に将棋教室がなかった子供たちも一緒に勉強して成長できる場所。全国のスクール生の皆様、弱くて泣き虫な将棋少女ですが何卒よろしくお願いいたします。
将棋少女は、泣かないで勉強できてる? 団体戦の結果は? 段・級位認定は?
将棋少女の『はじめての日本将棋連盟オンライン将棋スクール』に参加した様子はこちら