5歳の女の子や園児が自習できる将棋本について。
親が不在・もしくは家事中にでも将棋の本で自習できる本を探していますが
なんと言っても園児(5歳~)なので漢字が読めません。
全ページでふりがな対応の初心者用の将棋本ということで、『ふみもと子供将棋教室 マンガでよくわかる将棋入門』を購入し楽しみながら、将棋の基礎を学びました。
将棋の基本を覚えたあとの棋力アップの助けとなる本が良いのですが、そうなると未就学児・園児用のフリガナ対応している本が急に無くなってしまいます。
将棋の基本を覚えた園児の子が、強くなるための本を本屋さんで探してみました。
初段を目指す人のための『初段になれるかな 大会議』
『将棋初段になれるかな大会議』
タイトルを見れば一目瞭然ですが…
将棋連盟の級位すら得ていない園児の将棋少女には早すぎる書籍です。
そして、将棋の手筋だったり戦法の解説があるわけではありません。
では、なぜ園児の女の子に将棋初段の本なのか?
この絵かわいい! 見たい!!
絵柄を気に入っただけでした。きっとマンガ本と思っています。
将棋初段を目指す方々のあるある本
『将棋初段になれるかな大会議』は、本来、将棋を指しているけれど中々初段になれない大人のための本な気もしますが、「さくらはな。」さんのかかれているイラスト・4コマ漫画が5歳の女の子(保育園児)に気に入られたようです。
本の中を見てみると、漢字たくさんの大人・学生向け。フリガナもありませんので、5歳の子が1人で見れる本ではありません。読み聞かせが必須となる将棋の本です。
活字ばかりが続くところは、ある程度飛ばしながらも読み聞かせていますが、まだかな?まだかな?と、4コマ漫画ページに辿り着くまでそわそわしながら聞いています。
将棋の戦法や難しい手筋の解説ではなく、初段までの道のりで躓いたポイントやよくある話が記載されていて、『あ~ あるある!』と納得できるお話みたいです。
将棋の格言 遠見の角を
↑は、駒の取り合いのあと意気揚々と侵攻しようとする瞬間、
遠くからスナイパーのように狙われていた図。よくある話みたいです。
園児が、遠見の角を始めて知ったのもこの本。
遠見の角ってどういうこと?
「遠見の角」を覚えた園児は、さも必殺技を決めたように角を遠くに指します。
(…くふふっ)
バレバレです。
娘に悟られないように必殺技「遠見の角」を決めさせるパパさんの苦労がしのばれます。
将棋職団戦(職域団体対抗将棋大会)
3月のライオンでも、主人公の桐山零君が通う高校の先生方がチームとして団体戦を戦う姿が描かれています。
「さくらはな。」さんチームも職団戦に出場するのですが、大会前の様子や対局中の心境など、一般的にはあまり馴染みのない様子が描かれています。
優勝を目指す元奨励会のチームだけでなく、和気あいあいとした記念参加のチームもあったりで、楽しそうな団体戦の雰囲気が伝わってきます。
チームで大会に出る!
5歳の子も「チームで大会出る!」と申してますが、ごめんなさい。
あなたが通う予定の小学校に将棋部ないんです。
そもそも小学生の部活で将棋の団体戦はあるのでしょうか?
悲しい思いをしてほしくないので何とか大会に出れないか調査中です。
5歳の子のお気に入りシーンは…職団戦の敗退後の
「私はね、本当はね、勝ってたんですよ…」
読み聞かせ中にいつもここで笑っています。
将棋初段になれるから大会議の対象年齢は?
大会議の対象年齢は?
「さくらはな。」先生、すみません。うちの娘は今はマンガ本と思っています…きっと。
子供が大きくなるにつれて読める範囲や勉強になるページが増えると思うので、小学生高学年・中学生になってそろそろ初段をめざそうかな?
となる頃、始めて本の内容が理解できるようになるかもしれません。
5歳の子には早すぎる書籍ですが、初段を目指す人たちや、かつて初段取得に苦労した方々が楽しめるお話が満載なので、ゆっくりでもこれから初段を目指す方にもおすすめの一冊でした。
また、うまく読み聞かせすると、子供の大会熱があがり親は大変になるかもしれない一冊でもありました。
将棋「初段になれるかな」大会議 園児・低学年向け評価 | |
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ふりがな | なし |
ターゲット | 初級者~上級者 |
難易度 | |
園児・小学生向け? |
※あくまで園児、小学生低学年を対象とした評価です。