全国のイオンモールで行われる『イオンモールこども将棋王決定戦』
各ブロックの優勝者は、最終開催地である天童での全国大会に招待もあります。そんな、大規模大会であるイオンモールこども将棋王決定戦ですが、イオンモールから2022年の開催が無事発表になりました。
ですが、まだ喜んではいけません。というのも、イオンモールこども将棋王決定戦の参加は各クラス16名の抽選なので、参加できるまでが難関だったりします。
去年の参加賞?で頂いた特製駒型イオンモール根付を今年も貰って将棋少女とお揃いにしたいので祈りながら当選通知を待ちます。
イオンモールこども将棋王決定戦 東北大会(名取)
東北ブロックの開催会場は、イオンモール名取。当初、天童地域に参加予定でしたが予定変更となりました。
仙台駅からは仙台空港線で5駅約16分で杜せきのした駅に到着。イオンモール名取とは直通通路(2F)がありすぐ対局会場に辿り着きます。高速道路利用の場合も、名取IC・名取中央スマートICからすぐの場所にあります。
イオンモールこども将棋王決定戦会場は、フロアの開放的な場所で行われることもあれば、催事場ホールで行われることもあります。
今回の「イオンモール名取」でのこども将棋王決定戦は、去年と同じく3F催事場ホールでの開催。お買物に来たお客さんは訪れないイベントホールなので将棋だけに集中できる場所ですが、設置カメラの多さに親は慣れません。ですが、子供たちは緊張しないのか気にならない様子。
今年も、対局場の一角には山形県天童市PRブースが設置されていて、三月のライオンキャラクターの天童市案内図や特産品ラ・フランスが展示されています。
いつかは天童での大会にも連れて行ってみたいですが、それはもう少し強くなってからのお話。
対局ルールは、去年と同じくスイス式トーナメントらしく、三連勝で決勝トーナメントです。どの大会でもそうですが、予選の組み合わせは運要素が非常に高いですね。
将棋少女は、攻めも守りも一つ二つぐらいしか知らず、オールマイティーな方や苦手な戦法に当たると当然ながら一方的に負けてしまいます。
せめて予選だけでも笑顔でいてほしい親としては、対局開始前のルール説明の時ですらもう胃が痛くなる瞬間です…
そんな青白い父親を見て優しい娘は
!?
パパどうしたの? おげぇする?
大丈夫です。胃薬飲んできたから…orz
イオンモールこども将棋王決定戦 予選
各クラス、3つのエリアに分かれて対局になります。
昨年は、参加クラスに小学校4,5年生ぐらいの子達もいたので、小さい体が余計に小さく見え本人も楽しむ余裕はなく対局時計にも不慣れで怯えておりました。
イオンモールこども将棋王決定戦 予選 2回戦
将棋少女も将棋を覚え一年が過ぎたので少しだけお姉さんになったのか、相手の子が小さく見えます。それもそのはず。相手の子は園児?らしいです。
将棋少女が園児(年長さん)の頃は、おでかけニャーしょうぎで遊んでいた時期ですね
相手の園児の子は、きちんと棒銀で攻めてきてちゃんと攻めが繋がっていて。園児でこれなら1、2年後には追い越されてしまうのでは…と分析。もちろん、こんなちゃんとした棒銀もできなかった時代を思うと、早くに将棋道場に通わせていればよかったと後悔します。
対局は、相手の子の棒銀の攻めが一段落した後で攻撃ターン交代。少しずつポイントをリードして勝利。その勢いのまま、三連勝で決勝進出を決めました。
イオンモールこども将棋王決定戦 決勝トーナメント
決勝に進出しましたが、どうやら去年とは少し違う模様。去年は予選三連勝した二人が決勝戦を行い、2勝の子の中で三位決定戦をしていました。今年は、2勝以上の子が決勝トーナメントに進出。この辺は人数だったり何かの兼ね合いで変更されるのでしょう。
抽選の結果、シードをはずれ一回戦から参加。普段対局することがない将棋少女には、月に一回あるかどうかの対局日(主に大会日)が貴重な成長機会。対局回数が増えるのはありです。
負けてもいいからゆっくり。
二歩に気をつけて時間がなくなるまで楽しんできてね
決勝まで進むと相手は、予選で対局した園児の子でした。小学生のお兄ちゃんたちを打ち破り決勝までくるとは、やはり強い子だったようです。そして、対局の方は予選での失着をちゃんと修正してきてさらに棒銀が鋭くなっています。本当に成長が早い…
その変化にどこまで対応できていたかわかりませんが、将棋少女は「二歩をしない」という目標を守るため駒台から歩を持った時、歩の位置を確認してから指します。
とんどん攻められるので遠目には圧されているように見えましたが、知っている場所であったり時計の使い方であったり、心の僅かの差で勝敗が決まったように思えます。
イオンモールこども将棋王決定戦、下のクラスですが初優勝です。
イオンモールこども将棋王決定戦 代表戦クラス
代表戦クラスの決勝は、YouTubeで公開解説があります。
今年のイオンモールこども将棋王決定戦 名取会場の解説者は、。youtubeの「イトシンTV」でもおなじみの伊藤真吾プロ。プロ棋士に解説してもらえるなんて、代表クラスの決勝までたどり着いた子へのご褒美です。
イオンモールこども将棋王決定戦を終えて
昨年、決勝に進むことができなかった雪辱を果たし優勝することが出来ました。
将棋の街、天童に行く予定でしたが結果としてこちらに変更になって知っている場所というのもメンタル弱々な将棋少女には大きいポイントだったかもしれません。
昨年より強くなった?
棒銀にあたふたしているのを見ると、去年の優勝者のお兄さんにはまだまだ追いつけそうにありません。対局経験不足で、いつもの様に序盤から知らない局面に遭遇し早々に時間を蒸発させてましたので、なんとかしなければいけません。
どうか、初めての将棋大会に出場させるときは、棒銀でよいのでひとつの武器と、大会で楽しむための練習の機会を増やしてあげてください。
そして、たくさんの大会に連れていってみるのもいいかもしれません。
小さいうちは多種な戦法を扱えませんが、その覚えた一つの戦法が刺さり活躍できる大会にきっと巡りあえます。その一勝が、将棋の楽しさを知り次の成長を後押ししてくれるに違いありません。
あとは、級位者クラスは対局時計に不慣れ子もたくさんいます。大会で慌てることなく対局させる為にも、ショウギクロック等で事前の練習をおすすめします。
将棋少女は泣き虫で臆病でメンタル弱々なのでゆっくり進みますが、どんどん上のクラスに挑戦したほうが強くなるとも聞きます。昨年同じクラスに出場していた子の多くは一つ上のクラスに進んでいました。一方、将棋少女は初級者クラスの大会で勝ったり負けたり。
来年は追いつくよ?
うん!
同い年でもう初段以上になっている子の話を耳にする度、焦る気持ちがないとはいえませんが、遅れていると自覚してゆっくりだけれども進むことを選んだようです。
今回、二度目のイオンモールこども将棋王決定戦についてご報告致しましたが、『イオンモールこども将棋王決定戦』は応援しやすく、初めての将棋大会にもこれから将棋を始めるお子さんにもオススメの大会です。会場の雰囲気や進行等について少しでもご参考になれば幸いです。
それでは、いつもは泣いていることが多い将棋少女ですが、どこかでお会いできましたら何卒宜しくお願い致します。